WAXPOETICS JAPAN No.32
最新号Wax Poetics Japan No.32の表紙アーティスト、ドナルド・バードの長編記事を作ろうと
思い、すでに亡くなっている方なので、誰にインタビューすれば良いかと考えた。
そこで頭に浮かんだのが、ドナルド・バードの名作『Places & Spaces』のプロデューサー、
ミゼル・ブラザーズの弟、ラリー・ミゼルに当時のバートとの思い出を語ってもらおうと思った。
インタビュー交渉はメールでおこない、その際に、Wax Poetics Japanをはじめるきっかけに
なった曲が20代のときに聴いたドナルド・バード「Places & Spaces」であり、この曲と
出会えなかったら自分がこの道に来ていない旨を正直に伝えた。
ラリーも、そうしたら是非インタビューをということで、トントンと話は進み
無事インタビューを取ることができた。その後、ラリーから送りたいものがあるから
編集部の住所を教えてくれといわれ、住所を教えた。
そして、編集部に届いたのが、なんとこの雑誌をはじめるきっかけになった「Places & Spaces」
の当時の楽譜にサインを入れて送ってきてくれた。ここ10年以上で、人から頂いたプレゼントの中
で一番嬉しかった。
ラリーも既に70歳になり、今でもこのように自分に興味をもっている人が海外にいるのが
嬉しかったのではないだろうか。ラリーにメールで楽譜ありがとうと伝えると、
「Wax Poetics Japanのきっかけになったと嬉しい言葉をもらったあと、
何かしてあげたくなったんだ」と返答があった。
この楽譜は次号にインタビュー記事と共に掲載している。